兵庫県多可町

2017年02月28日


兵庫100山に戻る

    標高差:544m
累積標高差:635m
Road Map :西脇からR427を北上し、道の駅”かみ”を過ぎて大玉林道に入る。
Route Map:積雪の為、大玉林道は殆どは知れず。林道途中に車を停めて山頂を往復する。
兵庫100山の内で三国岳は良い所が無く好きな山ではないが、兵庫100山三巡目としてこれまでと違う山寄上コースで登ってみようと思い立った。地図を見る限りでは山寄上コースは深くまで大玉林道が伸びており、一般的な鳥羽コースより楽出来ると思ったが、実際には林道の積雪で大違いだった。
コースタイム:3時間50分(道間違い時間含む)
        登り:1時間58分
        下り:1時間46分
(道間違い時間含む)
楽しようと思ったが裏目に出た
  林道を車で上り詰めれば楽に三国岳に登れる。は妄想に終わってしまった。
積雪で林道を上り詰めることが出来ず、楽出来る所か倍近い時間が掛かってしまった。
〔045〕三国岳 (855m)
兵庫100山』  山寄上コースは楽チンと思ったが、逆に倍近く時間が掛かってしまった。     
みくにだけ
兵庫の山らしく、獣避けネットとゲートがあり、これを開けて大玉林道に入る。 行ける所まで車で走り歩きを楽したい思いだったが・・・
R427を走る度にこの看板が目に入り、ここに登山道があることは
昔から知っていが、この林道に入るのは今回が初めてである。
誰も来ないとは思うが、一応、駐車スペースを見付けて車を停める。気温は2℃、久し振りに長靴を履いて9時51分に歩き始める。
林道にはタイヤ痕は無かった。 早々に積雪が深くなりスタックして
しまう。 先を見るとタイヤチェーンを付けても走行は無理と思い、
駐車スペースのある所まで引き返す。
雪面には数日前と思われるスノーシューの足跡が付いていた。
この足跡を追って行くことにする。
先日、岡山県西部の滝巡りに行って汚い沢水を見て来たので兵庫の山はどうか確認してみた。 林道に沿って流れる沢には透明度が高く綺麗な沢水が流れていた。
積雪は少しずつ深くなって来たが、気温が低く雪面は固いので
歩き易かった。 気温が上がればこの限りではないだろう。
冬明けの風物詩である倒木帯に出くわす。 3重にも倒木しており、
これを乗り越すのに時間を食ってしまう。 積雪が無くてもここまで
しか車で乗り入れなかったのだ。
スノーシューを履かれたハイカーは気温の高い時に歩かれたのか
3〜5cmも沈み込んでいた。 その踏み跡を利用して歩いて行く。
陽当たりの良い個所は雪が殆ど消えていた。
前方には ”三国岳”が見えているのかが判らない。
49分にて林道はやっと終点となる。 登山道を探すがそれらしい道が見当たらない。 気が付けばスノーシューの踏み跡も無くなっていた。
登山口を見逃してしまった様でスノーシューの踏み跡がある所まで引き返す。
林道に雪解け水が流れ沢の様になっていた。 このままだと林道はどんどん掘れ込んで行くばかりだろう。 実はここに登山口があったのだが、表示が無く見逃している。
登山道はしっかりと付いており、急斜面を小さくジグを切って登って行
く。林道歩きでは標高を稼いでいないので、登山口からの登りがきつい。
林道終点から少し引き返した所に登山口があった。 スノーシューの
足跡もここを登っていた。 ここには古びた赤いテープがぶら下がっ
ているだけだった。
1時間19分にて鳥羽コースからの分岐に着く。 下山時に間違って
下らない様にしっかりと覚えて多くが大きな道標があるので間違うこ
とは無いだろう。(ところが下山時に違う道を下ってしまった。)
尾根筋に出てからもきつい登りが続く。
ここまで登って来て”3合目”とは何?  すっかり忘れていたが、
”三国岳”は鳥羽コースの登山口が9合目で山頂が1合目になってい
るのだ。 だれがこんなヘンコな合目にしたのか?
鳥羽コースからのハイカーの踏み跡も増えて来て、
賑やかな踏み跡になって来た。
林道沿いの尾根筋に入る。 山頂は直ぐそこのはず。
1時間49分にて林道を横断する。 記憶に残っているのはここ位だ。
1時間58分にて ”三国岳”(855m)に着く。 こんなに展望の無い山だと言うのをすかり忘れていた。 山頂は材木捨て場の様に汚い。
魅力の無いない山がますます魅力を無くしている感じがした。
山頂から見えているのはこの景色だけ。 樹木が大きくなり6年前には ”大井戸山”まで見えていた
のが、今は見えなくなってしまっている。(帰宅後、6年前の写真と比べる)
直ぐに下山を始め、林道からは展望が良かったので北西方向の山々を写す。 同定はまったく出来ていない。
同地点から西方向を見る。
更に下って展望地があったので南方向を見るが、同じく同定はまったく出来ていない。
順調に下って行くと、あれ!と思う急下りになり、
先に見覚えのない沢が出て来た。
この道標を見て道間違い、鳥羽コースに下っていることが判った。
分岐標識で絶対に道間違いをしないはずであったが、分岐標識から
少し離れた登山道があり、分岐標識を見逃していたのであった。
急斜面を登り返して分岐標識を探す。
気温が少し上がり雪面が緩んで来たので、登り時より歩き難くなって
来た。 じいさんハイカーが登って来て少し話しする。
道間違いのチョンボがあったが、下山1時間11分で林道に戻る。
林道の先にキツネが居た。 彼(?)はこちらに気付かずに歩いて来た。
カメラを用意していると彼はこちらに気付き、走って逃げだしたので巧く写真が取れなかった。 キツネを見るのは何年振りだろう。